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フィリピン研修(貿易と開発に関わる専門人材養成プログラム)

貿易と開発に関わる専門人材養成プログラムとして、2005年よりフィリピンにて毎年10日程度のフィールドワークを行ってきました。フィールドワークでは、経済外交と持続可能な発展に関わる諸問題に関心を持つ学生自らが企画、調査する形で現地に臨みます。本プログラムの目的は、カウンターパートであるフィリピン大学やサントトマス大学との合同セミナーへの参加、政策決定に関与している省庁、企業、NGO、国際機関など関係者への取材、 開発プロジェクトの現場の視察などを通して、グローバルな共生と競争の社会において必要とされる、異文化に対する理解力とコミュニケーション能力を持ちつつ、教養と専門性に基づくグローバル・リテラシーを兼ね備え、直面する諸課題に対して適切に対応できる人材を育成することです。

当初は大学院生だけで行っていましたが、2014年からは本学学部生にも開放し、2018年からは本学を代表校として、フェリス女学院大学及び和洋女子大学とコンソーシアムを組んで、志の高い学生たちがともに学ぶ体制をつくってきました。

2008~2010年には文部科学省・日本学術振興会の大学院教育改革プログラム補助金、2012年からは日本学生支援機構による留学生交流支援制度による奨学金(協定派遣「SDGs時代の臨地研修型グローバル・リテラシー能力向上プログラム」)を獲得しています。

2020年2月19日から3月1日まで行われたフィールドワークでは、「教育、環境、投資をめぐる市場と公共空間」を中心テーマに、マニラ市内にあるフィリピン国政府各省庁、アジア開発銀行、JETROマニラ事務所、大学の研究者、NGO等で意見聴取を行いました。また、イフガオ州バナウエを訪問し、伝統社会と土地問題について学びました。本学の協定校であるフィリピン大学ディリマン校での合同ワークショップでは、参加した本学の学部生が日本のサブカルチャーに関するプレゼンテーションを行い、フィリピン大学の学生とともに議論しました。サントトマス大学大学院でのセミナーでは、本学大学院国際社会科学府の浅野恵里奈さんが研究報告を行いました。

 

*なお、2020年2月の渡航については、横浜国立大学の「新型コロナウイルスの感染拡大防止に関わる対応」に関する指針に基づいて派遣いたしました。

 

(2020年2月)

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