椛島洋美:政治学、国際関係論
KABASHIMA Hiromi: Political Science, International Relations

 

最近の研究テーマ  Recent Research Field

 

アジア太平洋における地域的枠組みの様態
経済連携協定をめぐる諸課題
日本外交に関わる意思決定過程
境界の交錯性
国際関係理論

Regional governance in the Asia-Pacific
Issues on Economic Partnership Agreement
Decision making process on Japanese Diplomacy
Intertwined territorial and non-territorial borders
Theories of International Relations

 

主な担当科目  Courses taught

国際政治学研究/政治学研究/政治学原論/開発協力フィールドワーク/演習
Decision Making Process

 

研究内容  Areas of research interest

APECやTPPなどアジア太平洋地域における地域的枠組みがどのように形成され、維持され、それが各国家主体、非国家主体にどのような影響を与えてきているか、また逆に各国家主体、非国家主体は各国家や地域的枠組みにどのような働きかけを行ってきているのかを、理論研究と実証研究の両方から考えています。
I have worked on morphological study of regional frameworks in the Asia-Pacific through theories and evicence.

 

授業内容

多面的で複雑な構造を持つ国際関係について理論を交えて理解することを目的としています。国際政治学は、「現代の政治経済の構図」、「国際的対立とグローバルな協調の交錯」、「アジア太平洋地域の重層性」などをテーマにした講義科目から成っており、原則として教科書などを輪読するスタイルを採っています。教材については、できる限り最近出版された本を使うようにしていますが、名著や勉強しておいてほしい部分については、若干古い文献を使う場合もあります。政治学や国際政治学の勉強をしたことがない場合には、関連の授業を履修するよう勧めるほか、授業中にも適宜必読文献の概要を紹介するようにしています。
開発協力フィールドワークは、毎年フィリピンで参加者各自の研究関心に基づいた調査研究を行うものです。本学の交流協定校であるサントトマス大学やフィリピン大学でセミナーを実施するほか、各省庁や国際機関での意見聴取、農村での調査を実施します。

 

教員からのメッセージ

本学大学院では、これまでも単に学界の中での議論にとどまることなく、常に時代の要請に応える研究がなされてきました。私も微力ながら研究成果を社会に還元できるように努めるとともに、学生の皆さんに、地球規模の諸課題や私たちの足元にあるいろいろな問題にアンテナを延ばし、政治学や国際政治学のディシプリンを修得したうえで論理的に分析できる力をつけてもらうことを、重要なミッションの1つと考えてきました。 私と一緒に勉強する学生の皆さんには机の上での勉強だけでなく、各種のセミナーやワークショップ、フィールドワークに積極的に参加し、現場感覚のある議論をしてほしいと思っています。本学大学院は、理論ばかりでなく現実の課題に切り込む政治学や国際政治学を勉強する上では、まさにうってつけの環境です。

 

関連リンク

 


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