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青柳由香准教授が横田正俊記念賞を受賞しました

受賞情報

 

 国際社会科学研究院の青柳由香准教授が公益財団法人公正取引協会より横田正俊記念賞を受賞しました。

 大学院国際社会科学研究院の青柳由香准教授の著書『EU競争法の公共サービスに対する適用とその限界』(日本評論社、2013年3月)が、平成25年度(第29回)「横田正俊記念賞」を受賞しました。

 この賞は、独占禁止法を中心にした経済法研究の振興を図ることを目的に、毎年発表される経済法分野の若手研究者の論文のうち最優秀と認められるものに授与されます。横田正俊氏は、昭和22年に公正取引委員会の委員に就任し、同27年2月第2代委員長となって独占禁止政策の運用に当たられ、公正取引委員会委員長退任後は,東京高等裁判所長官や最高裁判所長官等の要職を歴任された人物で、本賞は同氏を記念して公益財団法人公正取引協会により昭和60年に設置されました。

 平成25年度(第29回)においては、3月26日に開催された選考委員会(金井貴嗣中央大学教授、川濵昇京都大学教授、舟田正之立教大学教授)で授与が決定され、4月7日に公正取引協会で授賞式が行われました。

  受賞対象となった著書は、効率性が求められる一方で公益を提供する役割も期待される公益事業という分野では、市場における競争秩序の規律を目的とする競争法の規制システムにおいて、公益に対する考慮はどのようになされるべきかという問題意識の下、EUにおける事例を比較法的手法により検討したものです。この研究では、EU域内における公共サービス分野に対して競争法が適用された事例、およびこれに関連する政策を検討対象として、判例法理にみられる判断基準の変遷とその背景事情とが、EU域内市場の発展状況等を踏まえつつ考察されています。同書は早稲田大学に提出された博士論文に加筆修正を付し、東海大学学位取得援助金の助成を受けて出版されたものです。

 

横田正俊記念賞と選考評について(公益財団法人公正取引協会サイト)

平成25年度(第29回)「横田正俊記念賞」の受賞について

横田正俊記念賞 賞の概要及び横田氏の功績

 

著書(日本評論社サイト)

EU競争法の公共サービスに対する適用とその限界  青柳 由香 著

 

   

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