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日時	2024年3月22日（金）14:40～16:10
場所	法学研究棟2階202教室 （横浜国大HPアクセスガイドよりキャンパスマップN4-5参照）
講師	荒木 一郎氏（横浜国立大学大学院国際社会科学研究院教授）
題目	WTO紛争解決手続の行方

 

 

　2024年3月22日に荒木一郎教授（本学大学院国際社会科学研究院）による講演「WTO紛争解決手続の行方」が開催されました。

　講演の内容は、世界貿易機関（WTO）における紛争解決手続の発展、及び、現在の課題について、講演者自身の実務的経験も含めて俯瞰するものでした。戦後まもないGATTの紛争解決から現在に至るまでの法的な発展や、その間に法律家が果たしてきた役割、そして現在直面している課題の原因や内実にまで幅広く触れられており、WTO紛争解決をめぐる種々の争点が的確に指摘されていました。また、講演の中ではWTOの関係者と横浜国大との関係についても言及され、教科書などには記されていない得難い知識も含まれた有意義な講演でした。出席した学生も活発に議論に参加しており、参加者にとって実り多い勉強の場となりました。

　なお、荒木教授は2023年度末をもって定年退職されます。退職後も、国際社会の舞台から本学の教育まで、益々のご活躍とご健勝をお祈りいたします。

関根豪政（国際社会科学研究院教授）